EVに減速機をつける二つの理由。

EVミラの車内改造作業時の様子です。EVミラは、ステアリングを電動に変更してあります。また、シフトレバーは、変速用(Hi,Low)用に改造がされています。モーターのon・offやバック(逆回転)切り替えのスイッチと電流値とバッテリー電圧などがみれる機器が取り付けられています。”2速減速機”は、2種類の減速比に切り替えができる減速機です。昨年の展示会では、通りがかりのお客さんに「車走らすのに、減速してどないすんねん」と”つっこみ”をいれられた事がありますから、簡単にご説明をしておきます。

減速させる目的は何か

変速できる自転車では、歯の枚数が違うスプロケットを前後ろで切り替えて変速を行います。”早く”足を回転させても”ゆっくり”しか進まない組み合わせを使うと、傾斜のきつい坂道でも登って行く事ができます。これが”トルクがある”状態です。もともと燃料を爆発させた力を使うエンジンは、ゆっくり回す事自体難しい上に、回転数が低い状態だとトルクも低い。この為、歯の枚数が違うギヤをかみ合わせて変速を行い、高い回転数を変速比をかけて減速させる事でトルクを得ます。

EVで減速機をつける理由

モーターは、ゆっくりの回転でもトルクがあるので、減速させてトルクを得る必要はありません。では、EV用2速減速機は必要な二つの理由。

その1 モーターを効率(電気の消費が少なく使う)良く使える回転数は高い。

 効率の良いモーターの回転数は、高い事が多い様です。従って、ゆっくりと走る事が中心となる市街地走行では自然と”電費”が悪くなってしまいます。

その2 モーターは、高いトルクが出せるモノは、価格も高い。

 高いトルクが出せるモーターは、お値段も高く、重量が大きい上に、サイズもでっかい。トルクが必要なEVでは、高価なモーターを選択する事になります。しかしながら、普段はまったくトルクが必要の無い使用目的のEVでも特殊な状況(地下駐車場で荷物が一杯とか)に遭遇する可能性があれば、普段必要な仕様以上のモーターを選択する必要がでてきます。

 

つまり、減速機をつける事で重たくて高価なモーターを積み、電池を消耗しながら走らなくてい良いのです。必要な航続距離分のバッテリー容量も小さくてすみますので、モーターとバッテリーの費用も安くなる(はず)。少し高価ですが、十分に元がとれる、高精度な(株)繁原製作所製EV用減速機です。

 

変速比、減速比とは? :番外編

減速比の事を詳しく解説して有りまして、大変勉強になりました。詳しくはこちらのサイトでご確認下さい。

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