EV用2速減速機の方が純正ミッションを使用するより良い理由

EVミラ2号機のコンバージョン作業は、順調に進んでいます。本日時点で、モーターとEV用2速減速機の取付が完了し、足回りの部品の取付が進んできています。先日、「EV用2速減速機とは何か?」の更新で説明不足の部分があり、弊社社長より指摘のありました部分を追加説明させてもらいます。

モーターのピークトルクに減速比を乗じたトルクがかかると、純正ギヤでは強度が不足してしまいます。(株)繁原製作所のEV用2速減速機は、ギヤの歯の大きさや歯幅、材質、歯車精度のアップにより歯車自体の強度を上げて設計を行い、安全率は2倍を想定して製作されています。

  1. ギヤモジュール(大きさ) M1.5~M1.75  → M3
  2. 歯幅は、純正の1.5倍
  3. 歯面仕上げ シェービング仕上げ(JIS5級)→歯研仕上げ(JIS1級)
  4. 素材・熱処理のグレードアップ
  5. 歯面へのAP-EXμ(アペックスミュー)処理による強化とフリクション低減。(宣伝・・・)

国土交通省から出された、コンバージョンEVのガイドラインを見ても、同内容の安全確保を厳守する様に念押しがされていますので、近い将来には法整備されていくと思われます。

電気自動車事業化に関する情報や普及に関する情報|電気自動車普及協議会
コンバージョンEVのガイドライン
特に、2項の「ドライブトレーンの強度」に関する記載には、”動力伝達装置の堅牢性は、保安基準上必須要件である”としてコンバージョンでは特に注しする点として補足が行われている。以下一部抜粋。

”モータの最大トルクは、動力伝達装置の強度が確保される範囲内のものであること。この場合、ベース車の動力伝達装置(トランスミッションを含む。)をそのまま使用するコンバージョンであって、モータの最大トルクがベース車のエンジン最大トルクを上回らないときは、適合する例とする。”と書かれています。

つまり、モータの最大トルクがベース車のエンジン最大トルクを上回る場合は、純正トランスミッションをそのままで流用する事ができなくなります。コンバージョンEVのレース車両には、無くてはならない”EV用2速減速機”になれる日が近づいてきました。”効率”と”安全”のEV用2速減速機を宜しくおねがいします。

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